カナダ
第4節 バンクーバー地域情報

バンクーバー オヤツ日記

バンクーバーに戻って最初の夕方、長距離バス乗り場から宿への移動に使ったバスのチケットがまだ有効使えたので、海岸の方まで出かけてみることにしました。バンクーバーの市内交通は電車もバスも共通料金で、1回分のチケットに時刻を刻印してから90分乗り放題となります。碁盤の目のように走る街区を、南北行き・東西行きのバスが行き交っているので、上手く乗り換えれば任意の場所から特定の地点まで無理なく移動することができます。

海岸近くのスタバで、取り敢えずコーヒーを買いました。北米のスタバには、ショートサイズはなく、トールサイズから始まります。トールサイズのホットコーヒーは1.75ドル、コレに諸税を合わせると約2ドル、当時のレートで160円くらいです。ニホンのスタバはショートサイズが300円なので、それに比べるとかなりお値打ちですね!

コーヒーを手に入れると、海岸のベンチに腰掛けて、干し杏をつまみながら日没まで読書をして過ごしました。この時点でもう午後8時。明るいです!この日の日没は9時近くでした。高緯度地域の春~夏は日照時間がとても長く、その上サマータイムを導入しているので、とても遅い時間まで明るいのです。公園や飲食店では、5時きっかりに仕事を終えたヒトビトが、まさにアフター5を心ゆくまで楽しんでいます。海岸沿いの公園はこの日もヒトで溢れかえっていました。

右の写真は電車のホームの広告。抹茶フレーバーの飲み物が、カナダでも市民権を得ているようですね!

別の日。午後から10年前にお世話になった大家さん、Johnと海岸でお茶をすることになっていたので、朝からこの付近を散策しながら待ち合わせ場所に向かうことにしました。この日もピーカン!カナダに到着した一週間前はとても寒くて、薄着で来たのを悔やんだものですが、私がバンクーバーに戻ってきたその日から、一転して安定した天候となったようです。路上のお花屋さんでチューリップを買ったら、お花屋のお兄さんが「ほんっと、天気良くなってよかったよね!」と嬉しそうに言っていました。この後も、滞在中は本当に過ごしやすい気候に恵まれました。

お散歩途中に、アイスクリーム屋さんを見つけ、衝動買い。フレーバーは、多分ココナツとグレープフルーツ。

Johnとは、初日にコーヒーを買ったのと同じスタバで待ち合わせ。10年ぶりだというのに、久し振りという気が全くしません!海岸沿いの公園のベンチに腰掛け、2時間は喋っていたでしょうか。相変わらずあまり働いていないようなのに、優雅な暮らしをしているようです。彼の職業はフライトアテンダントで、最近は乗務はなく、現役の乗務員が定期的に受けに来る研修の講師をしているそうですが、それですら今は休んでいるそうな。病気、なわけではないです。こういう感じがカナダ流なのです。

ジョンと別れたあと、グランビルアイランドに船で行ってみることにしました。船といっても、グランビルアイランドに行くだけならものの5分とかかりません。というか、グランビルアイランドは橋の袂にある半島のような場所なので、フツーに橋を渡れば歩いても行けます。とはいえ、今回は住みに来たのではなく、観光をしにきたので、観光客らしいこともしてみなければ。

上はグランビルアイランドのマーケットで買ったラズベリーと、ファッジ、そしてバンクーバー在住のトモダチ、ゆりこちゃんお手製のグルテンフリーのクッキーで、オヤツにしました。

ラズベリーなどのベリー類はニホンではなかなかお手頃価格で買えないので、ココぞとばかりに大人買いして一箱食らってしまいました。

ファッジは、とっても甘いお菓子。まさに砂糖の塊。「美味しい」とは程遠いほど甘いのですが、久し振りにカナダに来たので、通過儀礼として少しだけ食べてみました。やはり甘い!!!

クッキーをくれたゆりこちゃんは、つい最近グルテン・卵アレルギーであることが発覚。食べてすぐに症状が出るわけではないので、気付かなかったそうです。小麦粉・卵が食べられないということは、市販のお菓子の殆どは食べられないということ!しかし、ゆりこちゃんはキモチを切り替えて、近頃はグルテンフリー料理の研究をしているようです。週末にふじ君とコーヒーのブースを出す際には、その成果である米粉で作ったクッキーも売っているようです。北米でもグルテンアレルギーのコドモが増えているらしく、こういうお菓子は割と需要があるとか。

カナダのオヤツといえば、コレ!ナナイモバー!今回お見舞いに行ったおじいちゃんが元気な頃、よく作ってくれました。とっても甘くて不健康なお菓子なのに、何故か病み付きになります。カナダの中でも西海岸近くでポピュラーなお菓子です。バンクーバー近辺ではドーナツ屋さんやスーパー、カフェテリアなど、比較的どこでも買えるので、行く機会があったら探してみてください。

過去に、ナナイモバーに関する記事を既に3つも書いています。なんだかんだいって、結構スキなのかもしれません(^_^;)