韓国
第6節 釜山再び

ホトケの顔も3度だよ?

友人に約束をすっぽかされた(O_O)

ソウルで会いたい人はたくさんいたのだが、今回はあまり時間がないから、普段から連絡を取っているヒトに限定して会う約束をしていた。約束の相手はそのうちの1人。去年は韓国に行ったものの、ソウルには行かなかったので会いそびれていた。次に来る時は是非連絡して、と言われていたから、前もってメールで10日か11日のどちらかを指定し、改めて電話をしたら、11日の方がいいと言ってきた。だから10日には別の予定を入れたのだが、仕事の都合で何時に会えるかわからないので、10日の晩にもう1度電話をするように言われた。そしてその通りにすると、今時間が空いているから今から会わないかといわれた。しかしソレはムリ。改めて日にちを11日に設定するが、未だ何時に仕事が終わるかわからないと言う。じゃあ明日の今頃また電話するよ、遅くなっても構わないから会いましょう、と言う話になったのだが…

その日の夕方に合わせて筆者は予定していたことを駆け足でこなす。常に時間を気にしながら夕方の約束に向けて時間を作ったのだが、いざ電話してみると。

「会社の人と飲みに行くことになってしまったから、何時になるかわかりません」

………。

あの…何日も前からしてあった約束より、その晩突然決まった約束を優先するんですか?次いつ来られるかわからない友人をさしおいて?しかも何度も何度も連絡をさせた挙句?筆者だったらそんな無体なこと、とてもじゃないけど出来ません。

はっきり言って傷ついた。

何度も連絡したコトはまぁイイ。はっきりと都合が決まらないことは誰だってあるし、そのことについては腹も立たなかった。しかし、この結末はあまりにヒドい。それ以前の事情と違って回避策がない訳ではないのだ。彼女は約束を遂行するために最大限の努力をせず、自分の都合だけを優先した。

それでも少しは悪いと思ったのか、「アナタも私たちと一緒にご飯を食べにいきませんか」と言う。見ず知らずの、言葉が通じるかどうかもわからない不特定多数の相手との会食が楽しい訳がない。当然断った。それでも彼女は食い下がる。

「あなたとおしゃべりがしたいので夜電話します」

部屋に電話はあるが、ルームメイトがいるので遅いと迷惑がかかる。その上電話がかかってくるまで筆者に何もせずに部屋で待っていろと言うのか?勝手を言うのも大概にしろ。

筆者はモノスゴー嫌な気分になり、今晩を一体どうしてくれようかと考えあぐね、結局、時間があったらこの日の晩に連絡して、と言われていた今回の仕事の依頼人に電話する。しかしそれがまたとんだアダになったのだな…。