タイでおみくじ

バンコクに住む知人の手引きで、アユタヤのお寺でお参りをした。同じ仏教とはいえ、タイの仏教は寺院の外観も、お参りする人々の熱心さも、日本のそれとは随分違う。お参りの仕方もまるで違うから、現地の人の案内がないとなかなかやってみる気にもならないワケで、コレは実に面白い体験だった。

タイのお寺は土足禁止で、お参り場所?の手前で靴を脱ぐ。そしてお供え売り場?で、線香・蝋燭・蓮の花・金箔を買い求める。20バーツ(60円弱)。ここで既に様子が違うでしょ?なんだ?金箔とは???

まず、蝋燭に火をつけ、蝋燭置き場?に立てる。線香にも火をつけ、線香立て場?に立てる。蓮の花は蓮の花置き場!?に置く。どうもコレは使い回しされるようだ。だって、買ってすぐ、殆ど無傷のまま返されるわけだから。セコイといえばセコイ。

そして金箔。これは金箔貼り用の仏像に貼り付けるのだが、自分の体に悪いところがあれば、仏像の体の該当箇所に貼り付けると、ソコが良くなるのだと言う。何処の寺院にも全身金色、びろびろ金箔付きの小さな仏像があった。頭に貼り付ける人が結構多いみたいだ。筆者はこの3月に足をくじいてそれ以来痛みが取れなかったので、右足首に貼り付けておいた。すると!不思議なことに、ずっと続いていた痛みがいつの間にやら消えたのだぞ!ご利益有り?

そして、肝心のお参り。正座して、イスラム教徒みたいに額を床に擦り付けんばかりにして3回お辞儀?を繰り返す。

さて、その後、我々はおみくじに挑戦した。竹べらのようなものがたくさん入った筒が本堂の仏像の前に置いてあり、それをかしゃかしゃ振って、一本だけ飛び出してくるまでひたすら続ける。出てきたへらに書いてある番号をおみくじ売り場のオバサンに伝えると、その番号のおみくじを渡してくれる。当然タイ語で書かれている。知人が読んでくれたところによると。

とにかく全てがうまく行きます
体の悪いところが治ります(足首、治りました!)
旅先?で良い事があります
お金がたくさん入ってきます
仕事がうまく行きます
そして子宝に恵まれるでしょう

子宝はいりません、子宝は。タイ人の知り合いにも訳して聞かせてもらったが、この部分は「良い伴侶が現れるでしょう」という感じに伝えてきた。どちらかが意訳したものと思われる。この点について言えば、半年以上連絡のなかった男性の知り合いから、タイ滞在中に唐突にメールが来ていたりしたなぁ。ま、関係ないか。伴侶も、別に必要ないしな。

訳してくれたタイ人の女性は、この3月(ちょうど筆者が足をくじいた時期だ)に来日していて、浅草寺でおみくじを引いたらしい。そして同じように「伴侶が現れる」と書いてあったらしい。しかし、未だに一人身である。聡明で性格も悪くなく、綺麗なお嬢さんなのに。原因はお父さんの監視が厳しい?ことにあると思われる。ま、とにかくあまり浮かれないことだ。

なんて思っていたら。

タイ滞在中にまたしても意外な人からメールがあり、なんとお仕事の打診である。結局、筆者がこちらから連絡を取れない状態だったため、この話は流れてしまったが、帰国後、またまた別件の打診が立て続けに。12月は未だかつてないほどの引っ張りだこ状態(あくまで当社比)。この忙しいのにオンラインショップの注文も入る。11月中は来るイベントに向けての在庫生産で忙しかったというのに。もっとヒマだった時に注文してくれよ。でもって、タイのイベントで出店したディーラーブースでは、持ち込んだ商品がほぼ完売。注文もとってきたので、それをさばくのも大変。駄目押しに、タイからの帰国日、たまたま日程が合って参加した地元のマジックサークルのミーティングでレクチャー及び商品の展示をさせてもらったところ、わずかながら残っていた商品がさらに売れてしまい、帰国間際に両替所に駆け込むことになる。まさかタイバーツを日本円に換えて帰ることになるとは思いもしなかったよ。ギャラと滞在費で収支トントンだと思っていたからさ。

そんなこんなで、霊験あらたかな?タイの寺院のおみくじなのである。皆さんも機会があればお試しあれ。ただし、おみくじには大凶も入ってるよ。手引きしてくれた知人のヤツは、相当悪い内容だったらしい。