ラテン
ラテン人とは気が合わない

今度は南米か!?

筆者のプロモーションサイトの方のメールフォーム経由でこんなモノが届いた。

Su magia me encanta y me gustaria adquirir su video.
Favor indiqueme como hacerlo.
Felicitaciones.
Gracias.
アナタのマジックが気に入ったのでビデオが欲しい
どうやったら手に入るか教えてくれるかな?
オメデト。
どもアリガト。

―――って書いてあると思うのだが、スペイン語は旅先で困る程度(つまり殆ど用を成さない)しか知らないので自信はない。てゆーか、何故スペイン語話者でもない外人に向かってスペイン語でメールを出そうということを思いつけるのか、その方がフシギだ。筆者のプロモーションサイトのビデオを見たのなら、ちゃんと「ふろむじゃぱん」とスーパーが出てくるし、サイト内の記述は全て英語だから英語でコンタクトを取るべきだと言うことはわかるはずなのに。まー、ラテン人は英語が苦手なヒトが多いので、大方全く話せない人だったりするのだろう。それでもむりくり自分の母語でコンタクトを取ろうとする大胆さはスゴいと思う。

それにしても、何処の誰が何の目的でビデオを手に入れたいかという情報はまるで書かれていない。こーゆー不躾な大胆さもスゴいと思う。一応、「スペイン語わかんないから英語で書いてね」とスペイン語で返事をしておいた。

さて後日、またまた別のラテンのヒトからフシギなメールが来た。今度はブラジルのヒトだったが、ポルトガル語ではなく、いちおー英語だった。が。

Where can i buy your flowers to Secret Garden show?

Secret Garden showへの(?)アナタのハナは何処で買えますか?

???

toって?of の間違いかな?ofに変えてもかなりヘンな英文ではあるが。Secret Gardenというのは毛花工房のショップ名だが、それにしてもこの世にSecret Garden showなるものは存在しないと思う。因みにメールサブジェクトはこうだった。

FLowers Buy

ハナが…買うの?

何を???

そして、会ったこともないヒトなのに、Dear Keikoと、いきなり馴れ馴れしかった…。

因みに、プロモーションサイトのフッターには毛花工房のバナーが置いてあるのだ。まーケアレスなラテン人なら見落としたとしても全然不思議はないのだけど、それにしても、flowers to Secret Garden showをドコで買ったらよいかわからないヒトが、そもそもどうやってSecret Gardenの存在を知ったのだろう?ナゾは深まる。
ところで、以前スペイン語で問い合わせをしてきたヒトは、後日英語?らしきもので再びメールを送ってきた。

Thanks you.

sはいらないよ。この場合、主語はジブンだから。

Mi Name is ●●.

ぅ。myがスペイン語のママだ…。この辺がヨーロッパ言語を話す人の英語学習の有利性を示す所でもあるのだが…。例えば我々の場合、「ワタシの name is ●●.」とか書いても、外人は絶対理解できないじゃん?

I need you video.

videoが無かったらスゴい意味(=キミが欲しい)になりますね!

I live in suramerica.

ってドコ?―――かなり時間を置いてからSouth America と言いたいのだと気付いた。ココもスペイン語のまま書いちゃったようだ。ヤハリ我々の場合「I live in 日本」と書いても、時差をおいてすら理解されない。

How most????…

はうもすと?How muchと聞きたいのかな?てか、販売はしていないんですけど…

Thanks you

まただ…。

そして、この時も何のためにビデオが必要なのかは記載されていなかった。一般のマジシャンがただ自分が見たいというだけで全手順の映像を手に入れるというのなら当然渡すことは出来ないので、まずは用途を確認したのだが、以降この方からの連絡はない。きっと英語が読めなかったのだろう♪

今より英語が未熟な頃(あろうことか大学院生の頃だ!)は、筆者もこのようなヒドい文章を書いていたと思う。が、このようなレベルの段階で海外のヒトとコンタクトを取ろうなどとは思わなかっただろう。もの凄く必要に迫られたら実行したかもしれないが。ラテンのヒトビトのスゴいところは、このような必ずしも必要に迫られたワケでもない場合でも躊躇せずにガンガン進んでしまうところだ。感心してしまうとともに、ヤハリ筆者はラテンのヒトとは反りが合わないだろう、ということを再確認したのであった。