アジア
我が国も色々ヘンなんだ(ニホン編)

沖縄県で登山!其の参

話がかなり前後してしまうのだけど、沖縄県での登山第一号は、石垣島での登山から遡ること約2年前、沖縄本島の名護岳(標高345m)なのである。時は1月末。そもそもこの時期に沖縄へ行こうと思ったのは、日本一早いお花見をしようと思ったから。寒緋桜という種類で、沖縄本島では1月末~2月初旬が見頃となる。花の名所は登山道にあるわけではなく、中腹より下辺りに固まって植えられており、遊歩道が設けられている。花見のためには何も山頂まで行かなくても良かったのだが、それはまあ、ホレ、そこに山があると訊いたからつい登ってしまったワケだ。

登山道は、中腹辺りにある名護青年の家の裏手から始まる。青年の家でルートマップがもらえ、おすすめのコースなど案内してもらったのだけど、受付のおねえさん、かなりヒマだったとみえ、しばらく話し込むハメに(^_^;)

青年の家周辺には木道が敷かれた遊歩道が整備されていて、登山道に入り込まなくてもお散歩が出来るようになっている。ただ、こんなところにも「ハブに注意」の看板が。冬は動きが鈍くなっているものの、油断は出来ないとのことなので、じゅうじゅう注意しないと…。

本州の山と大きく異なるのは、ヤハリ植生!ラストサムライに出てきたような巨大な裸子植物には圧倒される。原始の森に迷い込んだみたい。そして、本州では園芸種として見られる花が、野生の状態でフツーに生えていたり。ツワブキが花をつけているのも温かい気候ならではカモ。

山頂は周囲に樹木がなくてとても見晴らしが良い!しかし、曇天ゆえ、サンゴ礁の海の色は今ひとつ…。

この日のお昼ごはんは、沖縄の炊き込みご飯「じゅーしー」のおにぎりと、さんぴん茶(ジャスミンティー)。

桜が咲いているかと思うと、紅葉している木もあったり。沖縄の冬に於いては、擬似的に「四季」が同時体験できるのであった。